SBの対レイズ表 vs BTNのレイズ(6-max・100BB)
BTNの広いオープンにSBが対応します。相手は広い一方、SBは位置が悪いままポットに入ることになるため、コールを絞って3BETか降りを中心に組み立てます。自分より先に誰かがレイズしている状況では、全員が降りて回ってきたとき(オープン)よりずっと強い手が必要になります。相手が「わざわざ自分から入ってきた」=強い手を持っている確率が高いためです。
3BETコールフォールド
縦=1枚目の強さ/横=2枚目の強さ。右上がスーテッド(同じ絵柄=s)、左下がオフスート(違う絵柄=o)、対角線がペアです。
3BET 約 13.6%/コール 約 1.1%(合計 約14.6%)。実際のGTOでは、この場面はほぼ「3BETか降り」の2択です。
この表の読み方
このページだけ条件が逆向きに組み合わさっています。相手(BTN)は4枚の中で最も広い=戦う理由がある。ところがSBはフロップ以降ずっと先に行動するうえ、後ろにBBが残っている。「相手は弱いのに、こちらの位置も悪い」という状態です。だからコールで安く見る選択が最も割に合わず、3BETするか降りるかに寄せるのがGTOの答えになります。
この表は実際のGTO(ソルバー)の解に合わせています。最大の特徴はコールがほとんど無いことです(わずか約1.1%で、ほぼ3BETするか降りるかの2択)。BBのディフェンス表ではコールが広い(17〜26%)のとは対照的ですが、理由があります。
① BBには"割引"がある:BBは既に1BB払っているので少し足すだけで見られます。だから広くコールできます。② ここ(コールドコール)には割引がない:あなたはまだ何も出しておらず、新規に全額出すことになります。③ 後ろの人に"スクイーズ"される:あなたがコールすると後ろの人が大きく被せ、2人まとめて狩られます。④ レンジが弱いと読まれる:強い手なら3BETするはずなので、コールした時点で強い手を持っていないと見抜かれます。→ だからGTOは戦う手を3BETに集め、残りは降ります。
緑(3BET)に、弱く見える A2s〜A9s・K5s などが混じっているのはブラフ3BETです。相手の強いA・Kをブロックし、フラッシュやホイールに化ける手を選んでいます。逆に、それより強い AJs・ATs・KQs をあえてコールに残すのがGTOのポラライズ(強さ順ではなく役割で決める)です。
BTN vs CO のレイズとの違い
同じグループのBTN vs CO のレイズと1マスずつ比べると、次のようになります。 SB vs BTN のレイズが約 13.6%、BTN vs CO のレイズが約 11.0% で、 差は 2.6 ポイントです。
SB vs BTN のレイズだけが3BETする手(7種類)
88 AJs KQs KTs K8s JTs ATo
BTN vs CO のレイズだけが3BETする手(1種類)
A9s
この差がそのまま「席が変わると何が変わるか」です。表を丸暗記するより、増える手・減る手だけを覚えるほうが実戦で思い出せます。
同じ場面のほかの席と比べる
| 対レイズ(6-max/100BB) | 3BETの割合 | 組み合わせ |
|---|---|---|
| HJ vs UTG のレイズ | 7.2% | 96通り |
| CO vs HJ のレイズ | 8.7% | 116通り |
| BTN vs CO のレイズ | 11.0% | 146通り |
| SB vs BTN のレイズ(このページ) | 13.6% | 180通り |
3BETする手(30種類)
AA KK QQ JJ TT 88 AKs AQs AJs A8s A7s A6s A5s A4s A3s A2s KQs KJs KTs K9s K8s QJs QTs JTs AKo AQo AJo ATo KQo KJo
表を覚えるだけでは実戦で出てきません。このレンジを使ったクイズが全925問あります。